2016年3月11日金曜日

TCの罠







TC Modが出てきて一年ちょっとが経ちました。
最近ではまともに動くモデルも増えてきたので選択する楽しみが増えましたね。

しかし、一部から「温度管理は使えない」「必要がない」との声も聞こえてきます。
温度を600F前後まで設定できるモデルが多いですが、600Fを超さないと物足りないのでしょうか?


普段~50wくらいで使用しているなら、600Fもあれば設定次第で十分楽しめると思います。
もし不満を持っているならば、もう一度TCは何をするための機能か考えてみて下さい。

  TC = ドライヒットを防ぎ、コイルを焦げ難くする

中には、コイルの寿命を延ばすなんてのもありますが
大体この様な認識ではないでしょうか?


その認識こそが罠で、間違った方向へ導いているのではと感じています。
誤解を拡散してしまってるもう一つの原因は、動画やブログでよく見かけるコットンバーンテスト。
テストはあくまでも動作を確認するためであって、本来の目的はそこにはありません。

TCの魅力は、素早い立ち上がりとほぼ一定の温度で吸える事だと思います。
今までは好みを出力でコントロールしていましたが、TCの場合は温度でコントロールすることになります。
自分の好みの温度を見つけて、出力で立ち上がりや持続具合をコントロールします。
ドライヒットの手前でカットするのではなく、好みの温度の上限でカットすることに意味があります。


立ち上がった後にギクシャクしたり、弱々しく冷たいミストになってしまう場合は
出力が高すぎるか、温度が低すぎるかで、バランスが取れていない可能性が大です。
因みに、ドライヒットを気にして温度を低めに設定してしまいがちですが、
Modが確かなら満足いくまでどんどん温度を上げていっても大丈夫です。
リキッド不足になるとModの動きが鈍くなるので気付きます。
他人の設定は一切無視して自分の好みで進めて行くのが近道だと思います。


DNA200のようにグラフで確認できたりプレヒート機能があれば楽なのですが
そうでない場合、最初はどうしてもトライ&エラーの連続になってしまいます。

Modによって抵抗値の癖(スイートスポット)もあるので、ググりながら色々な抵抗値を試してみてください。







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