2016年3月1日火曜日

Aeolus Lite RDA by Syntheticloud 元祖トップフローの意地





Aeolusのヒット無くして現在市場に出回ってる数々のトップフローRDAは存在してたでしょうか?
今では市場に受け入れられ、トップフローはカテゴリーの1つとなってしまいました。
実は当初トップフローには懐疑的で、V1のレビューがどんなに高評価でもしばらくは興味を持てなかったのですが
金額合わせで何となく買ったクローンで考えを改めることになりました。

買う気満々だったV2は構造的欠陥により扱い難くそうなので見送り。
そして待ちに待った3作目のLite。
欠陥が改善され、12色のカラーバリエーション、しかも$42という安さです。




Aeolus Liteはバレル、トップキャップ、AFC、DTの4点がアルミ製のアルマイト仕上げになってます。
(ステンの逆ネジ版はシルバー1色)
コンセプトはV1とV2proの良いとこ取り。

付属品は、スタンダードアルミDT、ワイドボアデルリンDT、Oリング、そしてスクリュー

 



SUS製のデッキ以外はアルミ製なので、かなり軽量に仕上がってます。
仕上げもなかなか良く、ソリッド感があるので見た目のチープさはあまり感じられません。
個人的にアトマやMODに重量は必要ないと思っているので、軽さは凄いメリットになります。
ただ、ステンの様に雑には扱えないので気を使います。
(因みに、バレルの内側に小さいアルマイトの剥げが二箇所ありました。)




全高は24.3mm 
他のRDAとの比較です。V1よりAFC分低くした感じです。
(左からAeolus V1 clone、Aeolus Lite、Tugboat V2)




ウエルの深さは4mm。バレルのサイドにエアホールが無いために最近の標準より浅めです。
ポストホールはポジティブ2.3x2mm、ネガティブ2.1x1.9mm
インシュレーターはピーク、ポジティブポストには18kのメッキが施されています。
マシーンオイルや臭いは皆無でした。

3作目でやっとポスト付け根の段差が無くなり、リキッドが遮断されて偏ることが無くなりました。
マイナススクリューですがHex派の自分でもあまり気になりません。
(苦手な方は、ドライバーを使う際の基本「押し8割:回し2割」を試してみてください。)




AFCはデュアルのみでシングルコイルオプションは無しです。
回し易いものの、掴み難くて外すのが少し困難です。
アルミなのでステンの時のようにエアホールに-ドライバーを突っ込んでこじり上げる事もできません。




外側のエアホールは横12mm、縦2mm 
V1では片側3つだった内側のエアホールは、LiteではV2と同じ片側4つ。
2.5mmが3つ、1.5mmが1つになります。 

フルオープンだとかなりエアリーなVapeを楽しめるようになりました。
大1/小1の計2つに調整すると、Tugboat V2のフルオープン時と一緒くらいか気持ち重いくらいでしょうか。
因みに、4つの分類に当てはめてみると2と3の中間に位置すると思います。

2つに増えたOリングは、ガタついたり容易に外れたりしないので嬉しい改良点です。




バレルには縦方向、横方向兼用のストッパーが2つあります。
アトマイザーを外す際に空回りしてしまう事もありません。




大きく突き出たポジティブピンは18Kメッキのブラス。浅い510スレッドのMODだと隙間ができます。
デッキのOリングはリキッドで濡れた状態でもよくホールドします。
アトマを持って振ってもMODが落ちることはありません。
トップキャップより少し緩めなのですが、トップキャップが少しキツ目と言った方が正確でしょうか。




アルミのDTの外形は10mm、内径は6.5mm
AFC一体型のワイドボアDTの外径は14mm、内径は9.5mm
ワイドボアは太すぎず細すぎずで良い感じなのですが、
外周部に面取りはしてあるものの、角が立っているので口に当たると少し不快なのが惜しいです。
オーバードリップしなければスピットバックは気になりません。



シングルコイル運用のためAFCの片側はラバーで塞いでます。




今回もアバウトですが容量を計ってみました。
トップキャップの上部(DTの穴最下部)までの容量になります。



Aeolus lite : 3.2ml

前回のVelocity mini RDAより0.2mlほど狭いです。



Aeolusの性能を発揮させる為には、ショートしない程度にコイルをエアホールに近づける必要があります。
エアホールから離して設置してしまうと乾いたようなミストになってしまい、
コイルも冷却されないのでコットンが焦げやすくなります。
(画像のビルドよりもうちょい上げれます。)





味の出かたですが、アベレージは越えるがトップ組みには僅差で届かないって感じでしょうか。
(あくまでも比較で、味の出ないアトマイザーではありません。むしろ良い方だと思います。)
味だけ求めるなら他のRDAを選びますが、Aeolusには他と比較できない使い勝手の良さがあります。
漏れるどころか、エアホールの周りに水滴すらつきません。外出用にはもってこいのRDAです。
オーバードリップしようがどの方向に傾けても漏れないので、気を使わず運転に集中できます。



欠点を上げるとしたら

・シングルコイルオプションが無くなった。
・AFCが外しにくい
・吸気音が少し煩くなった。(cloneと比較)
・エアホールをコイルに合わせるのが面倒。(DTから直接入れるので最初だけ)
・DTのフィットが少し緩い。ワイドボアの面取りが甘い。


壊れたらまた買うか?

Aeolusは別枠なのでまた買うと思います。


今では色々なトップフローRDAが出没してきて以前の様にもてはやされなくなりましたが
キープコンセプトで確実に進歩してるAeollusには好感が持てます。
(本来ならV2でこうなるべきだったとは思いますけど。)
話は違いますが、TugboatがボトムフローやOEMタンクを出したり迷走し始めているのが少し心配。







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