2016年2月18日木曜日

Velocity Mini RDA by Tobeco +(改)予想外な結果






レギュラーサイズの購入は普通にパスできましたが
このミニバージョンは見かける度に悩んでいて、少し前に今更ながら手に入れてしまいました。
本物には無いサイズなのでクローンなのか本物になるのか・・・。



ミニと言っても、オリジナルモデルと比較したら小さくなっただけで
大きさ的には標準的なサイズに分類されると思います。
個人的には一番好みのサイズです。

本体の全高は、AFC全閉状態で約21.7mm、DTを含めると約35.5mm。
径は22mmです。
(左からFreakshow mini、Velocity mini、Tugboat V2)





かなりアバウトですが、前出三つのRDAの容量を計ってみました。
トップキャップの上部(DTの穴最下部)までの容量になります。


結果は
Freakshow mini : 1.8ml
Velocity mini(全閉): 3.4ml
Tugboat V2 : 3ml

内部がドーム型になってるとはいえ、Tugboatの方がVelocityより狭かったのに驚きです。
(Freakshowのエアホールは内部で塞いで計測してます。)




では、Velocity miniを見てみましょう。
Tobecoお馴染みのペラペラで簡素なパッケージの中身は
本体 + 510DTアダプター、Oリング、芋ネジ、アレンキー、そしてBFピン。
通常の芋ネジより更に小さくなってます。





アトマイザーは四つのパーツで構成されます。
ネジ式のAFCがトップキャップを兼ねたデザインとなっていて
シングルコイルのオプションはありません。





エアホールは、メインのスロットの横幅約7mm、高さ約2mm。 
上部にある計六つのサブホールは約1.8mm。

このAFCは横幅を狭めることなく空気量を無段階で調整できます。
ラップ数が多いビルドではとても重宝するデザインです。
コイルをエアホールに近付けたり、AFCを調整しても耳障りな共鳴音は無く、
静かでとても心地よいドローです。

メインのみを半分開けた状態で吸って、Tugboat V2のフルオープンと同程度でしょうか。
メインとサブを全開放させた状態では、抵抗が感じられないほどエアリーでハイパワー爆煙使用になります。
因みに、4つの分類に当てはめてみるとズバリ2になるでしょう。

この画像の位置が全開で、これ以上緩めると外れてしまいます。





ウエルの深さはは約5.5mm。
ポストの穴は約2mm。 ネジを強く締めてもワイヤーを切ってしまうことはありませんでした。
因みに、ピークインシュレーターと記載されてましたが、色が真っ白でピークっぽくないです。

ネガティブポストの根元にある突起とキャップの窪みを合わせることにより
エアホールの位置は常にセンターに固定させることができ、脱着の際にもキャップの横滑りを防ぎます。

デッキのOリングは、乾いた状態だと緩すぎず固すぎずで丁度良い具合ですが
リキッドで濡れた状態になると少し緩めな気がします。
アトマイザーを掴んで移動させる程度のテンションはありますが、振るとMODが落ちてしまいます。
因みに、AFC部のOリングは、しばらく吸っていても適度なテンションは保たれたままです。





調整不可能なピンはそれほど突き出ているタイプではありません。
因みにシルバープレーテッドらしいです。
浅い510スレッドを持つBOX MODに装着しても、アトマが浮いて隙間ができることは無いと思います。





デッキの大きさを犠牲にすることなく二重構造にした為か、バレルとAFCの作りは意外と薄いです。 
ステンのRDAにしては妙に軽いなと、初めて手にした時に気付くほどでした。
スレッドはスムーズでチープなザラつき感やガタはありませんが、ちょっと鋭いです。
デッキも含め、マシーンオイルなどの付着もありませんでした。





ワイドボアDTは根元で絞られるタイプ。スピットバックはほとんど気になりません。
外径は約17mm。
内径は約14mmから9mm弱に絞られてます。





510DTアダプターを付けると、何とも言えないスタイルになってしまいます。



本来なら510DTアダプターを付けたまま、AFCを脱着できる作りなのですが
アダプターの径が太いために、一度アダプターを緩めないとAFCを広げる事すらできません。
ワイドボアの方はギリギリのクリアランスで外せましたが、
いくつか見たレビュー動画では両方とも引っ掛かってました。

良いように考えると
MODからアトマを外す時にはストッパーの役割を果たすので
適当にAFC部を掴んでも、AFCだけを回してしまうことなく確実に外せます。




結論になりますが、$20弱のRDAにしては中々良く仕上がってます。
Tobecoあたりだと、無印のクローンと比べて仕上がりは数段良いと思います。
目を凝らすと気になる所はありますが、この値段なら納得です。
見る人が見れば画像を見ただけである程度は判ると思いますが
金属加工品に興味が無い方なら、かなり良いものを買った気になれると思います。


画期的な2ポストデッキの影に隠れてしまいがちですが、
予想を遥かに上回る味の良さでした。
味に尖ったところがなく、アトマ内で適度にミックスしたフレーバーを口の中に運んでくれるような感じです。
ダイレクトすぎず、フレーバーを殺さず、個人的には好みの味を出すRDAです。

心地よいドローに加えて好みの味。正直ここまで良いとは思っていませんでした。
さすが、数々のランキングサイトでThe Best RDA of 2015を独占してしまったVelocityの弟分。



欠点を上げるとしたら

・510DTアダプターが大き過ぎてかっこ悪い、使い勝手が悪い
・トップキャップのノッチをデッキに合わせるのが意外と面倒くさい
・エアホールの溝にリキッドが溜まる
・シングルコイルオプションが無い
(後日追加)
・ドローをかなり絞るとバレルとAFCの間に溜まったリキッドが少しジュルる



壊れたらまた買うか?

まずはTugboat V3の出来を確かめてからでしょうか。
もし、このサイズでシングルコイルオプションが加わった本物が出たら欲しいです。




ちょっと改造しました。
510DTアダプターをカットして径も絞りました。




とりあえずアルミテープを貼ってシングルで楽しんでます。




最後に
色々なメーカーがこぞってベロシティタイプのデッキを採用してる通り
このデッキはビルドがとても楽なので、初心者にも打って付けではないかと思いました。
安いし、フレーバーから爆煙まで楽しめるし、シンプルで変な癖も無い。
初めてのRDAとしてもお勧めしてみます。
(限りなくゼロに近いほどドローは絞れますが、口で吸う人はあえてこれを選ぶ必要は無いと思います)







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