2016年4月26日火曜日

Geek Vape Tsunami RDA フレーバー製造機





人気RDAの良いとこ取りで、発表のお知らせからリリース延期まで常にVapeコミュニティを賑わせ続け、
ついにはサンプルを元にしたコピー品が先に流通してしまう珍事も発生しました。
当初はスルーの予定でしたが、最近無視されがちなシングルコイルオプションに負けての購入です。


本体に加えて付属品は、3種類のDT、Oリング、グラブスクリュー、アレンキー。
本体を取り出しキャップを外そうとしたら、1mmほどズレたものの全く動きません。
20分くらい格闘した末にマイナスドライバーでテコ使って徐々に外しました。
尋常ではない食いつき方だったので、Oリングを外して本体のクリアランスを確認したくらいです。

デッキとキャップがオイルで濡れてましたが、ウエル内にオイルが溜まっている様子は無かったので
もしかしたらキャップをはめる為に塗ったのではないかと考えてしまいます。



全高は29.5mm、幅は22mmです。
ミニタンクほどの高さはありますが、デッキが分厚いので内部はそれほど広くありません。
外見はシンプルで悪くは無いのですが、もう少しオリジナリティを出して欲しかったです。
(左からKennedy clone、Tsunami、Tugboat V2 )



ウエルは5.5mmと深めですが、ポストやエアホールで埋まっているのでリキッド保持量はさほど多くありません。
ポストホールは3mmx2mm。28gワイヤーでもしっかりキャッチし、切断してしまうこともありませんでした。
グラブスクリューを回すと少し引っ掛かり感がありスムーズさに欠けます。
エアホールのカタログ値は4mmですが内径は3.5mmです。

使用に差し支えるような不具合や荒さはありませんが、美しくもなく値段なりの出来というところでしょうか。
Oリングが太く、リキッドで濡れててもキャップをはめるのにてこずります。



エアホールの入口は7.5mmx3.5mm
笛鳴りはしませんが吸気音は静かではありません。AFCを閉じれば閉じるほど煩くなります。
シングルですと、AFCフルオープンでも若干の抵抗感の残るドローとなりますが
1/4弱まで絞ってTugboat V2と同程度なのでかなりエアリーなドローになります。
吸うとエアが底から噴き出してる感がよくわかります。



AFC一体式トップキャップの内側はコニカル形状になってます。
DT部のスレッドはスムーズで、同価格帯のモデルにありがちなシャープさもありませんので
手を傷つけてしまうこともないでしょう。



ポジティブピンはゴールドプレーテッドの調整式です。
ピンはあまり出ていませんが、一部のスレッドの浅いModでは若干浮いてしまいました。
iStic Picoでも隙間無く装着できましたので、大抵のModでは大丈夫だと思います。



同じようなサイズのDTが3つ付属されています。
チャフとか極太系は苦手なのですが14mm程度なら違和感なく使えました。
テーパー状のDTはかなり使いやすく、気になるようなスピットバックもありません。

(全高、出口外径/内径、入口内径 順です)
コーン形状デルリン 10mm、12mm/9.3mm、10.5mm
ストレートデルリン 10mm、14mm/11.5mm、11.5mm
ステンレス510   9.5mm、12.5mm/10mm、5.5mm



510DT用のアダプターはローレット加工がなされています。
指を押し付けてしっかり回せるので非常にありがたい配慮です。
しかし、きつめのDTを外してる最中にスレッド部を残して抜けてしまいました。
良く見ると金属側にノッチがあり、はめ込み式になっているのがわかります。



アバウトですが毎度の容量計測です。
トップキャップの上部(DTの穴最下部)までの容量になります。

   Tsunami RDA : 4.2ml

 Aeolus lite 3.2ml
 Velocity mini 3.4ml
 Tugboat V2 3ml
 Freakshow mini 1.8ml



今の所、SS316L 26gx2/34gと24Gのパラレルがお気に入りです。
3mm径ですがエアホールまでの距離はかなりの余裕があります。
もっと近づけたいなら下のポストホール2つを使って組むと良いかもしれません。



吸った感じは、出されたミストが根こそぎストレートに口の中に入って来る感じです。
エア量が肝で、あまり絞ると良い結果は得られません。AFCハーフオープンからが本領発揮となります。
ミストを遮らないワイドボアDTでの使用をお勧めします。濃く熱いミストが口の中になだれ込んできます。
口吸いアトマ+内径を絞ったDTで舌へ向かってピンポイントに攻めるVapeとは対照的で
圧倒的な量と勢いで広範囲に攻めてきます。その感覚が非常に分かりやすいRDAだと感じました。
爆煙RDAと紹介されることが多い様ですが、個人的には間違いなくFlavor Chasing RDAの分類に入ると思います。
因みに、4つの分類に当てはめてみると2のタイプに位置するのではないでしょうか。



欠点を上げるとしたら

真っ先に上がるのがOリング。キャップの開け閉めが苦痛なので改善して欲しいです。
そして、エアホールが四つもあると流石にウエルの小ささ(22mmの限界)を感じました。
ウイックを収めるスペースも狭く、デュアルで組めばポストの間に若干の空間が残るだけです。
スコティッシュロールのような浸透速度の遅いウイッキングをしていると、
ドリップの速度に間に合わずエアホールから溢れ出てしまいそうになります。
このRDAですとリキッド消費の早いビルドにもなりますし、24mmの必然性を感じました。

美味しい美味しいVapeと引き換えにこうなってしまいます。
ボトムフロ-共通の欠点ですが、Tsunamiも例に漏れずビシャビシャになります。



壊れたらまた買うか?

24mmにするか次を待ちます。
V2や次のKennedyがどうなるか楽しみです。


Kennedyタイプのエアホールは、デッキサイド一体型の大きなエアホールを持つボトムフローとも一味違うので
お買い得なTsunamiで一度体験しとくのも良いと思います。
(個人的にはKennedyタイプの方がドローが良く味も良いと思います)
サイドフローと違って下からドーンと来る感じが癖になってしまい、面倒ですけどつい手にしてしまいます。







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