2016年4月24日日曜日

Eleaf iStick Pico 75w TC ぶった斬り





前々からアトマイザー横のデッドスペースを生かせばいいのにと思ってましたが
流れは何故かスリムな方向へ向かってしまいました。
その内シングルModへの興味を失い、Eleafも510の深さが改善されるまで見送る方針でしたが
やっと理想に近づいたモデルが出てきたので購入してしまいました。


スペック等はこちらの本家HPで
http://www.eleafworld.com/istick-pico-firmware-upgradeable-2/



・質感
上下の蓋が安っぽいクロームからバフ仕上げになり、本体の梨地の目も若干粗くなりテカり具合が減りました。
ケースの厚みも増しているので叩くと鈍い音がします。今までの薄っぺらさは無くソリッド感があります。
iStick20~40と比べると質感は確実に上がっているのですが、各所に細かい傷が見られました。
質感が上がっているのに非常にもったいない気がします。
それと毎度の事ですが地味すぎ。もっとポップなカラバリがあっても良い気がします。



・サイズ感
大きさは、高さ71mm(バッテリー込)、幅45mm、厚さ23mm。
重量は87.6g。バッテリーを入れると131.2gでした。
ipv D2の重量が約175g(バッテリー込)なので非常に軽く感じます。
大きさはバッテリーケースを少し短くして角を丸めた感じ。
ある程度横幅もあるので、個人的にはスリム系のModより持ちやすいと思います。
手の平でがっつり握ってしまう方は、ボタンの位置が少し低いと感じるかもしれません。



・510の深さ
Eleafお約束の浅さです。ネジが長かったりポジティブピンが出ているアトマイザーだと浮いてしまいます。
iStick TC 100と違い、長いピンでも押し込みながら回さなくてもスレッドに噛んでくれました。
必要以上に捻じ込むと壊わしてしまうので注意して下さい。馬鹿力に耐えられる構造をしていません。
壊れるとアトマイザーを認識しなくなったりします。(Wismec「TFV4を使うなら保障はできません」



・ボタンラトル
ボタンに遊びがあるので触れるとカチャカチャ感はありますが、Modを振ってもボタンは音を立てません。
ボタンラトルには妙に神経質な自分でも満足できる出来だと思います。



・クリック感
コクッって感じで、同じような価格帯のModにありがちなクリック感です。
カチャカチャとボタンが遊ぶ音が混ざってしまうのが若干気になる所でしょうか。
ファイヤーボタンのストロークや重さは丁度良い感じでです。
+-ボタンはストロークが長いのかリセス部が狭いのか、爪を使わないと押し難いです。
その分誤って押してしまうことはありません。



・バッテリーカバー
捻じ込み式のバッテリーキャップのスレッドは遊びが多く鳴き気味です。
100均のマグライトのスレッドに似てると言えば何となくイメージして頂けるでしょうか。
蓋の内径は18.4mmで、バッテリーのリラップなどで厚さが変わるとメカModの様に収まらなくなります。
因みに、Mod側のポジティブはスプリングローデッドになります。
四つの穴がベントホールです。



・チャージ
カタログ値が1Aですので、0.9A前後でしたら正常に充電されていると思います。
充電が終わるとインジケーターが消えオートカットされます。満充電時の電圧は4.17Vでした。
因みに、充電の最中はModがかなり熱を持っていました。
通常はメーカーの推奨通りバッテリーチャージャーを使って充電してください。
(USB充電で4.20vを超えてしまった例もありました「初心者必読 Smok AL85 Kit」)



・ディスプレイ
非常に明るく見やすいです。自分の個体は若干センターからズレています。
この向きに設定してもボタンの配置は変わりませんので上が-下が+となり
設定する時に戸惑ってしまいます。(反転も可能です)



・アトマイザーの汎用性
モデルによって変わってくるとは思いますが、22mmまでだと思った方がいいかもしれません。
23mmのAromamizer RDTAを装着してみましたがバッテリーキャップにギリギリ当たってしまいます。
間に挟んだフィルムが引っ張っても抜けません。
22mmでも隙間に余裕があるとは言えず、あまりラフに扱うとバッテリーキャップに当たります。
ペイントされたアトマイザーを装着する時には注意が必要です。




Picoにはメニューボタンが無く、これまでのiStickシリーズとは少し操作が異なります。
個人的にはメニューボタンが省かれたおかげで操作性は上がったと思います。
TC使用時のワッテージの設定やモード選択でイライラする事がなくなりました。

ステンしか使用していませんが、TCも相変わらずの優秀っぷりでiStick TC 100wと同じ使用感です。
強いて言えば、他のModと比べて500F前後くらいから設定より温度が高く出るような感じがします。
実際に温度を測ってないので何とも言えませんが、熱ければ温度を下げればいいので不都合はありません。

ただ、Picoも突然TCモードからWモードに変わってしまうことがあります。
iStick TC 100wと同じく、アトマイザーの捻じ込み具合を微妙に変えると正常に戻ります。
一度アトマイザーを取り外し、ファイヤーボタンを押してNo Atomizerの表示を確認してから戻します。
定位置から少しだけ締めたり緩めたりするとモードが飛ばない位置が見つかると思います。

スリープ状態からファイアーしてもイライラするような遅延はありませんでした。

使用してちょっと気になったのが
アトマイザーのエアホールの向きによってリキッドがバッテリーキャップに付着してしまいます。
漏れなども含めて念のために気をつけた方が良いのではないかと感じました。
(キャップのスレッドではシールしきれずにリキッドが入り込みます)

近未来的な厨二っぽさもなくシンプルなデザインなので長く使えそうな気がします。
可愛いので入門機に見えてしまいますが、シングル18650ハイスペック機が小型になっただけです。
フルスペックで活用させるにはそれなりの知識と正真正銘の25Aバッテリーが必要となります。
Eleafならプロテクションがあると思いますが、チェーンする方はそれなりのバッテリーを選んで下さい。





6/9更新

v1.01.ファームウェアが出たみたいです。
http://www.eleafworld.com/news/new-firmware-for-istick-pico-launching/

主な内容は

・VWモードのインターフェースがシンプルに
・簡単操作のスマートモード
・カスタムロゴ

だそうです。
中華チップのアップデートは、飛びついたら動作が悪化してしまったなんて例を
ちらほら見かけますので、しばらくは様子を見たいと思います。

個人的には地味なバグ修正だけでいいと思うのですが。


因みに、電源OFFから20クリックで現在のバージョンが表示されます。







7 件のコメント:

  1. VTC MiniキラーでもあるしNuggetやMini Voltのライバル(正確にはサイズ違いますけど)として今年第2四半期最高傑作かもしれませんね。
    自分もメイン機としてバンバン活用中であります!

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  2. 全部入りのPicoは広い層に受け入れられて売れそうですね。
    他のメーカーがどう出て来るのか楽しみです。

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    1. ガンガンミニサイズのModが登場しはじめていますね
      Pico人気にあやかりたいのだろうか。。。
      知らないメーカーすぎてちょっと怖いですが笑

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    2. この流れがDual 18650に向かってくれれば個人的には嬉しいのですが。。。
      YihiやJoy系ボードなら思わず買っちゃいそうです。

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  3. 本家のニュース見る限り、100Wモードはないんじゃないですかね?

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    1. なんで書いてしまったのか記憶に無く、狐につままれた思いです。
      100wの部分は削除させて頂きました。
      ご指摘本当にありがとうございました。

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