ありそうで意外と少ない直肺シングルコイルRTA。
フルサイズ版は見た目とデッキ形状の悪さでスルーしましたが、
miniはかなり理想に近づいたので購入してみました。
本体に加え、スペアタンク、Oリング、アレンキー、グラブスクリュー
そしてプリメイドコイルとコットンが付属します。
全高31mm(DT無し)、幅22mm。
ビックリするほど小さくもないですが、背の高いRDA並の小型タンクです。
それほど安っぽい感じでもなく、シンプルな外見は好感が持てます。
(左からAromamizer V2 3ml、Serpent Mini、Tugboat V2)
デッキ、グラスタンク、一体型チムニー、トップキャップと4点のパーツで構成されています。
メンテを考えるともう少しバラせるようにして欲しかったです。
オイルや臭いの付着はありませんでした。
ドイツ製のピークインシュレーターを使っているそうです。
フルサイズ版より作業性が良くなったと思い込んでいたのですが、実際に触れてみるとそうでもありません。
これから述べますが、ポスト周辺のデザインは欠陥紙一重だと思います。
ポストは両幅一杯に作られているので、ツライチにワイヤーをカットしないとチムニーに干渉してしまいます。
フラットカットニッパーが無い場合、ショートを避けるために余分なワイヤーをカットしてから取り付けた方がいいかもしれません。
因みに、チムニー内径が13.4mm、ポスト部の外周が12.7mmですので、各0.35mmのクリアランスしかありません。
また、ワイヤーを固定する位置が下すぎるとエアホール周辺のポジティブ側に干渉してしまいます。
実際ショートさせてしまったレビュアーを2人ほど見かけました。
ポストホールは溝のようになっており、下部には28g程度のワイヤーだとすり抜けてしまう隙間ができてます。
この隙間が曲者で、クラプトンでコイル位置を修正している時にインナーがすっぽ抜けてしまう事がありました。
面倒でもスクリューの中心で挟む事をお勧めします。(ショート回避の為にも)
AFCのエアホールは、幅10.3mm、高さ1.3mm
ストッパー付きのAFCリングはある程度の抵抗感があり、クルクル回ってしまう事はありません。
Modに取り付けた状態でも挟まれて固定されてしまうことなく調整できます。
因みに、奥に見えるブラスと思われるパイプには四ヶ所の穴が開けられ、そこから空気を取り込んでます。
そのパイプを囲うように低い壁が作られ、リキッドの受け皿的な構造となってます。
デッキ内のエアホールの径は4mm。
ドローはタンク特有の少しガサついた感じです。煩いと言えば煩いですけどこんなもんかなと。笛鳴りはありません。
最近の直肺仕様にしては少し抵抗感のあるドローで、フルオープンでTugboat V2のシングルより少し軽い程度です。
個人的にはフルオープンでベストなのですが、もう少しエアリーになれば購入層の厚みが増すような気がしますし
自分自身もちょっと試してみたい気もします。
因みに、4つの分類に当てはめてみると完全に3のタイプだと思います。
口でも吸えますが、調整幅が全閉から1mm程度しかないので中途半端なアトマイザーになってしまうと思います。
初めからエアの通路が狭くて流速を稼げるアトマイザーを選んだ方が美味しく吸えるのではないでしょうか。
ポジティブピンはゴールドプレーテッドの固定式。
510スレッドが浅いModでも浮くことなく装着できると思います。
各スレッドはスムーズですがシャープです。
スレッド以外は綺麗に面取りされ、手を切ってしまう心配もありません。
グラスタンクは深くはまり込む構造なので、リキッドを入れたままデッキを外す事も一応できます。
金属製のDTは、全高9mm、外径13.3mm、出口内径9mm、入口内径5.2mm
最近流行りのテーパー状です。熱対策なのか軽量化なのか、裏は肉抜きされています。
個人的な好みになってしまうのですが、なかなか良い形状をしたDTだと思います。
欲を言えば、もう1mm高さが欲しいところでしょうか。
タンク容量を計ってみました。
カタログ値は3mlでしたが、ギリギリまで入れて2.2mlしか入りませんでした。
ジュースチャンネルが大きいので、コットン量を稼げる3mm径で組んでみました。
ウイックがデッキ下部に触れるほど長くしてもドライヒットはありませんでした。
味は決して悪くは無いのですが少々物足りなさがあります。
フィルポートの面積を稼ぐためかチムニーの絞りがキツく(4mm)、フレーバーを殺してしまっている気がします。
直肺アトマであるならもう少し頑張って内径を太くして欲しかったです。
欠点を上げるとしたら
やっぱりポスト周りのデザインはもう少し考えて欲しかったです。作業性が悪いし危険です。
そして、何故あそこまで絞ってしまったのかと思えるチムニー。
もう少し煮詰めたらもの凄く良いアトマイザーになりそうなので、そういった意味で非常に残念です。
壊れたらまた買うか?
黒が出るなら買うかも。
二点の不満を除けば、なかなか良いタンクだと思います。
ドローの気持ち良さはAromamizer RDTAに勝てませんが、シングルファンにとって専用デザインは魅力的です。
それと、ジュースフローコントロール無しのトップフィルにしては異様なほど漏れません。
適当にリフィルを繰り返しても一滴も漏れないのには関心しました。
数少ない直肺シングルコイルタンクなので、このシリーズはなんとか続いて欲しいものです。
Wotofoは造りもいいしお気に入りのメーカーです。
返信削除コンタクトピン固定式、とのことですがマイナスで調整できる、のではないんですかね?
あれでポジティブポストを固定しているんじゃないですかね?
削除分解しようと思ったのですが、固くて回せませんでした。
まだ壊したくないので全力トライではないですけど。
なるほどです。
削除Wotofo Serpentも同じようにポジティブ固定してるとおもいますが
一応調整できる?のかな。。。
固定するためのネジなら、緩めた時にポストが動いていまいませんか?
削除圧入だったり、固定ネジにコンタクトピンを捻じ込む構造だったら調整も可能ですが。
自分はKayfun Monster V2みたいな構造なんだと勝手に思ってました。
ああ、なるほど。やっぱりWotofoは固定式なんですね
削除ポジティブはずすためのピンだから調整は不可能ってことですね
理解しました