一般的に「初心者は0.5Ωまで」となっているみたいですが、理由は何となく分かります。
ショートさえ気をつければ4.2Vで8.4A程度となるので、よほどの劣悪なバッテリーを
使用していなければ安全圏内に収まるであろう的な数値であると思います。
意味が伝わっていればいいのですが、0.5Ωという数値だけが一人歩きしてしまい
直列のメカModで使われてしまうという怖さもあります。
あまり安易なテンプレ的な物は作りたくなかったのですが、分かりやすいチャートがあったので
もう少し分かりやすいように手直しして(パクって)みました。
3種類のModの違いを理解するのに補助的なものになればと思ってます。
比較的使用度が高いと思われる20Aクラスのバッテリーでの例となりますので、
スペックの異なるバッテリーでは当然危険ゾーンが変わります。
記載通り、LG HE2&HE4 、Sony VTC5、Samsung 25R/25R5など20A強のバッテリー限定です。
(VTC5は30Aとなってる事が多いですが、テスト結果を見ると「VTC5 20Aクラス」「VTC4 25Aクラス」
「VTC3 30Aクラス」と容量に準じた結果となっているので入れました。)
ご覧のように、パラレル(並列)では電流だけ2個分に、シリーズ(直列)では電圧だけ2個分になるので
危険となる抵抗値がそれぞれ異なります。
計算はこちらのSteam Engineでできます。
バッテリーが20Aであればシリーズ(スタック)Modでの0.5Ω運用も問題ありませんが、
もし10Aのバッテリーだったりすると危険な領域に突入してしまいます。
「間違いだらけのバッテリー選び」でも書きましたが
バッテリーに記載されている表示の多くは水増しされていると言っても過言ではありません。
お使いのバッテリーの詳細がわからないようでしたら10A以下の抵抗値をリミットとしておいた方が良いでしょう。
もうお分かりだと思いますが、0.5Ωだから安全なのではありません。
抵抗値も安全性も、最後はバッテリーのスペックにより決まってきます。
少し慣れてきて攻めてみい衝動に駆られたら、もう一度バッテリーを徹底的に調査してみましょう。
因みに、パラレルだと余力を持ってスーパーサブオームの域まで楽しめそうですが
その分電圧を合わせたりバッテリーの管理はシビアになります。
バッテリーのペアリングを無視した事故も定期的に起こっている気がするので、
デュアルで使うバッテリーはバラすことなく最後まで一組として使って下さい。
2017/08/13 更新
なんか妙にこのページのアクセスが多いと思ったら、自分が作ったチャートが悪例として使われていました。
ほとんど拡散されていないチャートを今あえて使うとは、何らかの意図というか悪意すら感じるのですが、それは別として興味深い内容ですので紹介させて頂きます。
http://ecig.eucaly.net/archives/17764139.html
因みに、私としては上記のように推奨されるバッテリー使用を前提とし、バッテリーテスターさんらの情報と照らし合わせて行けるだろうと判断しチャート製作に踏み切りました。
そもそも「ちゃんとしたバッテリーを使いましょう」という意味合いの方が強かったわけで、やっぱりテンプレは作らない方が良かったと今更ながら反省しております。
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