今回はGearBestさんから提供されたYuri RDAのレビューになります。
http://www.gearbest.com/
興味の無い商品のレビューには無関心でしたが、ある程度の範囲内から選択ができ
不良品を除けば好きな意見を述べられるとのことでしたので受けさせて頂きました。
今回選んだのはYuri RDAです。
理由としては、丁度良い標準的なサイズでシングルコイルオプションがあること。
そして、Hobo CustomsのDrifter RDAっぽいセミボトムフローなこと。
本当にボトムフローっぽく機能するのか、ちょっと疑問に思っていたのです。
付属品は、樹脂製ワイドボアキャップ、Oリング、スクリュー、アレンキー
蓋に付いてるYURIのロゴはステッカーになってます。
全高24mm(DT無し)、幅22mm
直肺フレーバータイプによくある標準的なサイズです。
(左からVelocity mini、Yuri、Tugboat V2)
ペイントではなくコーティングされたような黒です。
外見をパッと見た程度では値段の割にはよく作られているという感じです。
ウエルの深さは7mm。センターから若干オフセットされたポストのホール径は2mmになります。
開封後のチェックでマシーンオイルや臭いなどはありませんでした。
デッキを見ると加工が甘く値段なりですが、使用するには全く問題ありません。
Oリングが絶妙なフィット感なので、使っていてとても気持ちが良いです。
バレルやトップキャップを掴んで多少振ってもModが落ちることはありません。
ポストはベロシティータイプですが、上段と下段でスクリューの方向が違いますので
通常タイプに慣れているとコイル交換の度にちょっと戸惑ってしまいがちです。
バレルを移動してエア量を変更するタイプです。
暫く吸っているとダラダラとリキッドが垂れてくるのかと思っていましたが
その様な事は無く、普通のサイドフローRDAを使っているのと変わりはありません。
吸気音もいたって普通で、嫌な笛鳴りも皆無です。
因みに、この角度で空気が入ってきます。
エアホールの径は、横5.3mm、縦1.4mm。三つあるのでシングル運用も可能です。
Tugboat V2と比べると2/3程度のドローしかなく、最近の直肺RDAにしてはかなりタイトなドローです。
4つの分類に当てはめてみると3のフレーバータイプで、その中でもタイトな方だと思います。
スカスカ感が無いので、直肺に移行し始めの方でも違和感の無いRDAかもしれません。
クラウドチェイス系を絞って使うなら、この手のRDAをフルオープンで使った方が良い結果になると思います。
510DT用のトップキャップは金属製で裏はフラットです。
ここはボストを低くしてドーム状にして欲しかったところです。
ポジティブピンはポストを固定しているので調整できません。
平均的な長さなので510スレッドの浅いModでも浮くことはありませんでした。
510タイプは、外径12mm 内径10mm 高さ8mm 入口内径5.3mm
ワイドボアタイプは、内径10mm 高さ5mm
個人的には両方とも高さが低すぎる気がします。
510の方を使っていると、口周辺にアトマイザーの熱が伝わってくるのが感じられます。
ワイドボアはチャフが窄まった感じですが、出口内径は510タイプと同じ10mmです。
入口が無い分、結果的にワイドな仕様となっています。
お約束のアバウトな容量計測です。
トップキャップの上部(DTの穴最下部)までの容量になります。
小さければ良いというものでもないですが、
やはりドームにすればもう少し容量を下げられたのではと思ってしまいました。
Tsunami : 4.2ml
Aeolus lite 3.2ml
Velocity mini 3.4ml
Tugboat V2 3ml
Freakshow mini 1.8ml
問題の味ですが、斜めに入ってくるエアフローを意識してセットアップするとドライ気味になってしまいます。
Freakshow系RDAのように、コイルをエアホールに半分被さるくらいまで寄せてみたりと
思いつくまま色々と試しましたが、やはりドライだったり味が薄かったりで上手くいきません。
結局、ボトムフローを無視したコイル位置でやっと納得できる味が得られました。
どうやら下から当てるという先入観が悪かったようです。
下の画像が個人的なベストポジションです。
ウイックを入れるのが大変ですが、画像より気持ち下げても良いくらいだと思います。
どうしてこの様な結果になってしまったのか検証してみました。
下から当てようとコイル位置を高くしてしまうと、空気の流れが横方向へ逃げてしまいます。
コイル上部にはほとんど空気が当たらないのでドライ気味になってしまったと考えられます。
因みに、入ってきた空気の直進性は高いので、上から吸おうが曲がってくれません。
逆に、低い位置にして少し横から当ててやると、空気の流れがコイルを包み込むように上下に分かれます。
下からコイルに当てようとせず、確実に円の中心を狙ってやることが肝となります。
個人的な好みもあると思いますが、自分的にはこれが一番美味しく吸える位置になります。
一応セミボトムフローとしては100%機能していましたが、
角度がついた事でサイドフローより優れているのかは正直分かりません。
色々な方法で実験しましたが、一番分かり易いもの(上の画像)を動画にしてみました。
欠点を上げるとしたら
シンプルで何の問題もなく使えるので欠点が見当たりません。
強いて上げるとしたらコイル位置に悩んでしまった所でしょうか。
付属の短いDTも使わないので個人的には気になりません。
壊れたらまた買うか?
自分にはドローがタイト過ぎるので次に期待します。
コイル位置さえ決まれば変な癖も無く、欠点と言える欠点も見当たらないRDAでした。
流行ものや複雑なギミックが施されている物を選びたくなってしまいますが、一短一長的な物も多いです。
大きさが標準的である、この手のシンプルなRDAを基準として1つ持っているのも良いかと思います。
極めて普通ですが、その普通さがこのRDAの魅力であり、次の選択時に基準として役に立つでしょう。
シンプルで使いやすいRDAは楽ちんでいいですし。
提供していただきありがとうございました。
Yuri RDAはこちらで購入できます。
http://www.gearbest.com/rebuildable-atomizers/pp_388568.html?wid=21
正直、買ったことが無いのでお店の対応などは分かりません。
色々なサイトを参考にしてみてください。
また、お買い得期間があるみたいなのでマメにチェックするのをお勧めします。
先生の目視出来る気流を使った実験で自分のコイルセッティングが高過ぎる事が分かりました!ドライになり易い原因も合わせて解決出来そうです!さっそくコイル低めに調整してみますᕕ( ᐛ )ᕗ
返信削除最終的には好みになってくるとは思いますが、Yuriはサイドフローがちょっと斜めになってるだけと考えた方が簡単かなと思っています。
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